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「地球を笑顔にするウィーク」、今回のSDGsのテーマは「つくる責任つかう責任」です。中国では耐用年数を超えた大量の家電が火災や環境問題を引き起こしています。今年は2億台以上が廃棄されると予想されていますが、中国はどう対応していくのでしょうか。
記者(2021年7月)
「あちらに見えてきましたね。この黒いのがすべてシェア自転車のサドルですね。ものすごい量の自転車が置かれています」2016年ごろからの急速な普及と共に中国各地で増えた“シェア自転車の墓場”に、世界一のEV=電気自動車大国となるなかで現れた“EVの墓場”。急速な経済発展の影でさまざまな社会問題に直面してきた中国で、今、新たに社会問題となりつつあるのが、中国人14億人以上が自宅で利用している大量の家電の老朽化です。
中国政府によりますと、現在中国で使用されている家電は21億台あるとされ、今年は2億台を超える量が廃棄されると予想されています。しかし、正規に認められてはいない業者が引き取るケースも多く、一部の地方では家電が積み上げられたまま放置されている場所も生まれ環境問題となっています。
また、耐用年数を超えて使い続けたことで機器が故障し、発生する火災も相次いでいます。中国政府によりますと、2020年に発生した火災およそ25万件のうち3割以上が電気製品が原因で、その多くが耐用年数を超えた家電によるものとみられているということです。中国の業界団体の関係者は、多くの消費者が耐用年数を理解していないとも指摘しています。
そこで政府が力を入れ始めたのが、家電メーカーに老朽化した冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど家電の回収リサイクル目標を設定させ、リサイクル業にも参画することを奨励する取り組みです。
シャオミ担当者
「私たちは消費者が老朽化した電子機器や家電製品をシャオミに渡してくれるよう奨励しています」シャオミでは、家電の回収を依頼すればシャオミの製品を買う際に使えるクーポン券を受け取れる取り組みを始めたといいます。メーカーとしては、このクーポン券が▼老朽家電の回収の推進と同時に、▼ほかのメーカーから顧客を獲得するチャンスにもなっているといいます。また政府では、耐用年数を迎えた家電から省エネ型家電への買い替えに補助金を出す施策も提案されています。
経済発展に伴い世界有数の家電消費大国となった中国。 今、問われているのは消費への責任です。
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