https://www.youtube.com/watch?v=OAhjFhNzG4w
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新型コロナの感染拡大が続いていますが、行動制限がなくなり観光業や飲食業などを中心に経済が再び動き始めた一方、慢性的な人手不足がさらに深刻化しています。「観光バス」の現状です。
◆観光地に人出戻る
全国旅行支援が再開し初の週末となった日曜日、太宰府天満宮の参道は多くの観光客と合格祈願の参拝客らで賑わっていました。「韓国から来ました」「(太宰府天満宮は)美しかった」
RKB堤千春「太宰府天満宮・参道近くの駐車場です。団体旅行も増え、観光バスも並んでいます」
国内の旅行に加え、韓国や台湾、タイといった海外からの団体旅行も増えていて、観光バスの需要も高まっています。福岡県大野城市にあるバス会社です。新型コロナの影響で仕事が激減し、売り上げは一時9割ほど減りましたが、最近はコロナ禍前の7割まで回復したといいます。
家康コーポレーション 海江田司社長「急激に忙しくなってきたのが実感で、10月から12月上旬くらいまでは息つく暇もないくらい忙しかった。光明が見えてきたかなと」
◆コロナ禍で仕事激減…バス業界を離れた人たち
このバス会社は以前、売り上げの8割をインバウンドが占めていましたが、新型コロナが広まってからは陽性者の送迎を行ったり、バス業務とは異なる新規事業を立ち上げたりして、なんとか経営を続けてきました。全国旅行支援や外国人観光客が戻って来たことで、本業であるバスの仕事も順調に増えていますが、その一方で深刻な問題に直面しています。乗務員の不足です。家康コーポレーション 海江田司社長「10~11月は、バスはあり予約も入ってきているのに、乗務員がいなくて走れなかったことが何回もありました」
観光バスはコロナ禍で仕事が激減し、多くの人が転職、もしくは職を失いました。なんとか乗務員を確保しようと、この会社は以前より給与を上げ、募集をかけましたが、コロナ禍に左右されない安定した職を選ぶ人もいたりするなど人手不足は解消されていません。
◆「待遇改善」運転手の取り合い でもコスト転嫁しにくい構造
家康コーポレーション 海江田司社長「60名くらいが乗務員だったんですけど、今全部で45~46人、まだ定数までは戻っていないですね。(乗務員の)絶対数が足りなくなってきているので(各社で)取り合いになっています」バス業界はいま乗務員の争奪線が激しく、多くの会社が給与を上げるなど待遇を改善しています。ただ、各社とも余裕はないといいます。
家康コーポレーション 海江田司社長「ベースアップをして募集をしたところで、『じゃあバス代を値上げします』とできない業界なんですよね、だから賃金上昇、あと燃料とかも高騰している中で、ほかの経費を抑えてやるしかない。二重苦、三重苦ですね、生き残りをかけてやっているわけです。まだコロナが完全になくなったわけではないので、波乱含みはあるんでしょうけど、このまま商売が順調に回復してくれればいいと願っています」
https://www.youtube.com/watch?v=OAhjFhNzG4w 引用元:RKB毎日放送NEWS
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