https://www.youtube.com/watch?v=8pLx86Oi5KQ
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新型コロナの感染拡大で大きく変わったものの一つが学生生活です。大学や専門学校では実習の機会も奪われました。それが影響しているのか、外科医を志す学生が減少しています。
大学入学共通テストも行われ2023年も本格的な受験シーズンを迎えました。厳しい試験を突破すれば夢の実現に向け一歩近づきますが、新型コロナの影響で医学の道に進む若者にある変化が出ています。
自身のSNSで病院や医療に関し様々な情報を発信している秋田大学医学部付属病院の南谷病院長は「県内で外科を志す医師、医学生が減っています」という内容を投稿しました。
南谷佳弘 病院長:「推測でしかないが、コロナで学生が病院の中に入れないようになった」
秋田大学の医学部には毎年100人近い学生が入学します。学年が上がるにつれ実習が増えていき、実際の手術に立ち合うこともあります。ただ、この3年はコロナの影響でその機会が大幅に減りました。
南谷佳弘 病院長:「病院の中に入れるようになっても手術の時は特に感染の機会が多いので手術室に入れないとか入っても人数制限をすることもある。外科の面白さといったらおかしいが手を動かしたりする手術が一番目立つ仕事なので、そういう体験ができなくなったのが大きいのではと推測している」
2022年秋田大学の医学部を卒業した128人のうち県内で研修医となったのは約60人です。そのうち外科医となったのは4人だけです。大学病院でも外科の専門プログラムに進む若手医師は年々少なくなっていて定員を満たしていません。この状況が続き手術ができる医師が不足すれば治療の遅れなどにつながる可能性があります。
南谷佳弘 病院長:「待ち時間が長くなればがんも進むし、心臓とか救急の場合はすぐに手術するケースもありマンパワーが必要。その時にきちんとやれる外科医が減るのではと心配している」
これまでと比べると女性の外科医も増え働きやすい環境づくりが進められていますが、新型コロナが足かせとなっている状況です。未来の医療を守るためにも外科医の確保、育成が大きな課題となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8pLx86Oi5KQ 引用元:AAB秋田朝日放送
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